インハウスな日々

ある企業内弁護士の備忘録です

雑記

ちいさいあき

ついこの間まで真夏だったのに、もう本格的に秋に入りそうですね。

なんのために?

Twitterをしていると、定期的に特定の(あるいは特定の界隈の)事務所の労働環境をべた褒めするTweetに出くわすことがある。そのTweetをする人はおそらく中の人ではなく、外の人なのだけれど、なんのためにするのかよくわからない 。人の進路に影響を与える…

大山誠一郎「アリバイ崩し承ります」(2018年、実業之日本社))

2020年22冊目。ミステリー好きからは結構好評のようだが、好みには合わず…。 結局アリバイものが嫌いなのかもしれない。

ようやくのJリーグ再開

プロ野球も先日から開幕しているが、いよいよJリーグが再開する。サッカーは生で見てこそナンボだと思っている*1ので、観戦できないのはなんとも残念だが、とにかくサッカーのある生活が帰ってくることが楽しい。2月に延期…となってはや4ヶ月。 サッカーのな…

大鹿靖明「ジャーナリズムの現場から 」(2014年、講談社現代新書)

2020年、19冊目。ジャーナリストへのインタビュー集兼ブックガイド。 紹介されている本は読んでみたくなったが、インタビュー自体にはあまり惹かれなかった。。あと10年早く読みたかった。

ミスったときに怒られない方法

大変後ろ向きな話題ですが…失敗してしまったときにどうすれば怒られないか、整理してみます。 ①謝罪 謝ります。②ミスを過小報告しない ミスの内容は正確に報告します。過小報告したくなるのはやまやまですが、バレたときにダメージ2倍になります。③リカバリ…

アーモンドアイ、敗れる

安田記念が終わった。 アーモンドアイが負けた。アーモンドアイは圧倒的人気。 昨年は敗れたとはいえ、ここは落とさないだろう。ここは固い。 2番人気・インディチャンプも実力は確かだが、「荒れる」安田記念のこと、人気順にワンツーはないだろう、アーモ…

2020年の日本ダービー

今年のダービーが終わった。 馬券のことはともかく*1、このご時世でG1を楽しめていることに感謝したい。ようやく再開時期が決まったが、プロ野球もJリーグも試合を開催できなかった中で、競馬はなんとかここまで来た。 野球とサッカーにできないことができた…

司法試験の思い出

この季節になると、(その話題でTLが盛り上がるから)司法試験のことを思い出す。僕は一度目の司法試験に失敗し、二度目で合格した。 今になって思い出すのは一度目の司法試験のことばかりだ。一度目の時は帰りの電車の中で不合格を確信し、次の日から勉強を…

荒木飛呂彦「荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論」 (2011年、集英社新書)

2020年15冊目。 ジョジョの荒木飛呂彦による、ホラー映画論。ジョジョの「奇妙」な世界を作り上げる作者が、どのような目でホラー映画を見ているかがわかる一冊。 例えホラー映画をほとんど見たことがなくても楽しめるのは、その着眼点を知ること自体が満足…

レイモンドカーバー(村上春樹訳)「愛について語るときに我々の語ること」(2006年、中央公論新社)

2020年、14冊目。この作家の本は始めて読みました。短編集です。 奇妙なのになんとも言えない読後感を与える話ばかりで、不思議な魅力を感じました。 あまり、今まで読んだ本で似たような本は思いつきません。それだけ、独特のの魅力があるなのだと。他の作…

なぜ改正民法に対応していない契約書が示されるか

備忘メモです。 なぜ、2020年4月1日は来ているのに、相手方から改正民法に対応していない契約書案がでてくるのか。そもそも、改正民法に対応していない契約書を結ぶリスクは ①当該契約に関して何らかのトラブルが生じ ②そのトラブルが改正内容に関するトラブ…

綾辻行人他「自薦 THE どんでん返し」(双葉文庫、2016年)

2020年、13冊目各作家の発表済み作品から「どんでん返し」の短編を集めたアンソロジー。 執筆陣は推理小説家ばかりだが、そこはアンソロジーということもあってか、色々な変化球を織り交ぜた内容になっている。各短編はどれも50頁前後なので、隙間時間の読書…

気がつけば非常事態

3ヶ月前は、「仕事にも関わってきそう」という認識でした。(たぶん、世間の感覚も似たようなものだったのだろうと思います。 mimizuku18.hatenablog.com 気がつけば在宅勤務がはじまり、同僚とも直接会話したのは一ヶ月前…?となってしまっています。 なん…

契約書修正コメントの実務

企業と企業が契約内容について交渉する場合、いきなり法務同士が顔を突き合わせることはまずありません。 大抵の場合は契約書本文に修正履歴をつけて修正し、Word(一太郎を使っている法務部は皆無であろう)のコメント機能か【】を使って修正の理由や趣旨を…

ジェリー・トナー他「奴隷のしつけ方」(ちくま文庫、2020年)

2020年、11冊目。古代ローマ人からみた奴隷の管理法を真面目に?紹介する本。奴隷の買い方から活用の仕方、管理の仕方から解放の仕方まで。 「奴隷を管理する方法なんて勉強しても意味ないです。」などと思うなかれ。本書は、「労働者をマネジメントするとき…

ゴールデンウィークのおすすめ漫画

家にこもりきらなければならないゴールデンウィーク…。 せっかくだからオススメの漫画を紹介します。 電子版なら家でも買えますし。○プラネテス/幸村誠(全4巻) 宇宙空間に漂うゴミの回収業者を営みながら分不相応な夢を抱く主人公を中心に描かれる社会人3…

サッカーがない生活

サッカーが日常から消えて、もう2ヶ月になろうとしている。 週末になれば国内、国外のリーグを見て、酒を飲んで寝るのが日常だっただけに、かなりこたえている。3.11の時も、少しの間サッカーが失われた。 あのときは復興支援マッチが開催されたし、カズが完…

近所の公園にて。 人影もまばらだった。

身元保証に思うこと

目前に迫った民法改正で、身元保証契約も見直しを迫られている(すでに時期的に間に合わないところも多そうなので、「迫られていた」が正しいのかもしれない)。 改正内容の詳細については、今更紹介するまでもないことだろうし、巷に溢れる文献に当たるほう…

サッカーのない週末

個人的に、今回の騒動で思い出すのは2011年の震災なのだけど、あの時、勇気をくれたのはサッカーだった。 www.footballchannel.jp サッカーファン以外で覚えている方がどれだけいるかはわからないが、震災後わずか18日で開かれたチャリティマッチ(日本代表…

コロナ、コロナ、コロナ…

コロナ、コロナ、コロナ……。寝ても冷めてもコロナ一色になってしまった。 一昨日の「要請」をうけて、勤務先も対応に追われているし、色々と影響も出ている。少なくともここ数十年でこの国が経験していない事態に陥るなかで、走りながら対応していかなければ…

Jリーグ延期という衝撃

先週末に開幕したばかりだというのに、ファンとしては衝撃的なニュースが飛び込んできた。 www3.nhk.or.jp いよいよ民間も対応フェーズに入ってきたということを実感させるニュースだった。 国の専門家会議でこの1、2週間が感染拡大を抑えることができるか…

春の気配

近所の公園を散歩していると、梅が綺麗に咲いていました。冬が来た、という実感もきていませんが、春が来つつあるようで。 世間はコロナ一色という感じで、景気を見ても一向に春が来そうにないのがなんともなんともではございますが。。

契約書レビューを修習でやってほしかった、とはあまり思わない

久しぶりに仕事のない土曜日のお昼過ぎ、契約書レビューを修習でやってほしかった、という趣旨のツイートが流れてきました。僕が修習生だったときは、確か民弁の集合で触った(本当にこの表現がぴったしくる程度に触っただけです)記憶があります。契約書レ…

コロナウイルスと法務

ここ2週間ほどはニュースを見る余裕もあまりなかったが、コロナウイルスに関する情報は仕事をしてても入ってくる。 というか、仕事に関わってきそうな勢いである。「中国出張は控えるように」くらいだとまだ平和なもので、ここからしばらく時間がたてば「発…

他人事

少し前、一緒に仕事をした人が自分の仕事を他人事のように扱っていたことがあった。リスクを指摘すると「なるほど」といい、この条件なら呑めると思うというと「なるほど」という。そして「上司と相談すると、〇〇と言われました」などとのたまう。 伝書鳩に…

葦原大介「ワールドトリガー」はいいぞ

葦原大介「ワールドトリガー」はいいぞ。1.ジャンプ漫画らしくないのがいいぞ 一昔前のジャンプ漫画にありがちだった「戦闘力インフレ」「トーナメント」とは無縁だぞ。 序盤に出て来て一瞬でやられたやつが実は強いキャラだったことがわかったりするのがい…

スピードと、スピード感

ここ2週間ほど、仕事が忙しい(自分比)。忙しいということは、やらないといけないことはわかってるけど回せていないということであり、あっぷあっぷということである。こんな時、大切にしないといけないことは、スピードではなく、スピード感である。 依頼…

組織を辞める日

沢木耕太郎は、会社に向かう途中に信号待ちをしていて、退社を決意したという。出社初日に。確か、会社勤めを40年やることを実感してしまったからだったと思うが私の記憶が定かでない。 このエピソードが深夜特急(名作です。未読の方は是非。)に載っていた…