インハウスな日々

ある企業内弁護士の備忘録です

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ミステリのルール、訴訟のルール

弁護士で作家の五十嵐律人氏が以下のインタビューでコメントされていました。 弁護士作家・五十嵐律人氏「ミステリーと法律論は似てますよね」|NEWSポストセブン 伏線や謎解きもなく真犯人が登場しても、読者は納得しないと思います。その結末に至るのにい…

田口俊樹『日々翻訳ざんげ エンタメ翻訳この四十年』(2020年、本の雑誌社)

2021年13冊目。 翻訳者のエッセイ。翻訳者の世界の一端を覗くとともに、一応「言葉」でメシを食べている者として勉強になる点、トリビア的な点もあり面白かった。 結構、法律書面のドラフトと共通するところがあるもんだ、と感じました。おすすめです。 特に…

契約審査業務は結局ヒトのもの

色々感じたところもあり、 どれだけ契約審査にAIが使われるようになろうとも、社内外の交渉は人がやるわけで、そういう意味で法務の仕事はなくならないだろうとは思ってる と呟いた。 法務の仕事、というのは契約審査業務を指しており、要するに契約周りの仕…

法月綸太郎『しらみつぶしの時計』(2013年、祥伝社文庫)

2021年、12冊め。 氏の短編集には信頼をおいているものの、今ひとつ。 雑多な印象を拭えなかった。 ベストは「ダブル・プレイ」

野村克也『野村ノート』(2009年、小学館)

2021年、11冊目。 今更ながら読みました。 結構、古風なところがあると思ったり、現代の仕事論に通じそうなところもあるなと思ったり。