インハウスな日々

ある企業内弁護士の備忘録です

無駄なラリー

契約書ネタばかりですが、最近思っていることをつらつらと。

無駄なラリーを減らすことってもっと意識してもいいんじゃないでしょうか、というのがこの記事のテーマです。

先日も少し書きましたが、契約交渉の無駄なやり取りを減らすことって双方にとってwin-winと思います。

(先日書いたもの→修正を提案するなら理由もつけてくれ - インハウスな日々)

 

具体的には、極端に安全マージンをとるのやめませんか、という話。例えば、NDAのような挨拶代わりに結ぶ契約に、「知財全部吸い上げ」みたいなこと書いてるやつ。

ひな型なんだろうけど、修正を提案することになり、なんやかんやとしていると1週間、2週間と経ってしまう。

「あー、はいはい 」と修正を提案していたけど、最初から合理的な条件*1で提案してくれてる方が話はスムーズなのではないかと思ったり*2

これで結んでくれる企業も多いから基本フォーマットはそうしていて、修正の要求がきたらそこから考える、ということなのでしょうか……。

それとも、最初の提案内容が交渉のベースラインになるから、できるだけ有利に提案しよう、ということなのでしょうか……。

あまり深く考えられていないところもあるので、とりあえずこのあたりで。

 

*1:各企業によって、何が合理的かは異なるだろうがある程度妥協点があるはず。

*2:もちろん、案件によりけりだとは思いますが…