インハウスな日々

ある企業内弁護士の備忘録です

2019年振り返り

今年もいろいろありました。
晦日なのでつらつら今年の仕事を振り返ってみます。

・「こういうことはあの人に聞けばいい」というのがわかってきた
→他部署のキーマンがわかってきました。その部署の標準的な見解を知りたいとき、その部署にそれとなく話を落としておきたいとき等に重宝(?)します。
 自分もそう思ってもらえるようにならないとなぁ…と。

・会社の常識がわかるようになってきた
→最初はわからなかった「その会社の常識」。
 暗黙知として蓄積されているもので、経験するか周囲の人から学ぶことでしか得られないものです。これがわかってくると、事業部門へのヒアリングも的を得たものになりますし、「わかってる人」と思ってもらえて仕事も進めやすくなるのではないでしょうか。
 例えば、当該案件ではどの部署が主導するのが常識か、当該案件ではどの部署が関わるのか、あるリスクに直面したときそのリスクをとるのが常識か・取らないのが常識か、等。
 リスクをどう評価するかだって、会社によりますもんね。
 まだまだわかってないところはありますが…。

・会社の大きなプロジェクトにも法務担当者として参加できた
→プロジェクトが大きいだけで法務的に課題がある案件ではなかったのですが、それでも貴重な経験ができました。
 社内の色々な部署の方と一つの目標に向かって走っていく(そしてたまにつまずく)のは大変ですが、楽しかったです。

・トラブル対応の仕事が増えた
→大変ですが、やりがいのある仕事です。二度と同じトラブルを起こさないようにするところまでが仕事ですが、こちらのほうが大変だったりすることも実感しました。
 会社のルール、仕組みを変えていくのはやり方を間違えるとものすごい反発を…(略)

・仕事が早くなった(当人比)
→経験で予測が立てやすくなりました。「あの案件と似てるから、こういうところは気をつけよう」とかそんな感じです。
 経験が落とし穴にならないように注意しつつ、頑張ります。

来年も、小さなことからコツコツと頑張っていきたいです。
よろしくお願いします。