インハウスとして働き始める前にこの本を読んでおきたかった…という本を2冊紹介します。
1.大石哲之『コンサル一年目が学ぶこと』(2013年、ディスカバートゥエンティワン)
コンサル〜とありますが、本書が目指しているのは社会人に求められる普遍的なスキルの解説。
タイトル意識高い系()な本だと受け取られてしまいそうですが、話し方・考え方・資料の作り方…などかなり地に足がついた内容です。
いわば仕事を進める上での「マナー」を示す本になっているので、社会人経験のない方は一読の価値があります。
2.瀧川 英雄『スキルアップのための企業法務のセオリー 実務の基礎とルールを学ぶ』(2018年、第一法規出版)
1.が社会人全般の仕事術について解説したものとすれば、こちらは法務にフォーカスを当てた本。
そもそも、法務の仕事は働いてみるまでわかりにくいもの。
本書は、具体的に仕事に求められるスキルの観点から整理してくれているので具体的なイメージも持ちやすいのではないかと思います。
具体的なイメージを掴む……という意味では、企業法務入門テキスト――ありのままの法務もわりと好きだったりします。
ストーリー仕立てでわかりやすいので読んでみてもよいのではないでしょうか。
仕事に関わる専門書…基本書、実務書など、法務に関する書籍は紹介し始めるときりがありません。
しかし、基本的にはその会社で求められるスキルを磨くべきで、そのあたりは入ったあとでよいのではないかと思います。