インハウスな日々

ある企業内弁護士の備忘録です

新・AIによる契約書審査

AIによる契約書レビューについて、徐東輝とんふぃ(@tonghwi17)さんの記事を拝見しました。
読み応えのある記事です。

note.com

以下、感想です。
いちユーザーとしては、どうしてもできること・できないことに関心がありますが、私が当面AIに期待したいのは形式的な面のレビューです。

できないこととして、条ズレや表記ゆれのプルーフが挙げられていますが、このあたりができるようになってくれると大変助かるのになぁ…と、思っています。
逆にいうと、このあたりをやってくれるようにならないと、そこまで魅力的に感じません。
抜け落ちの指摘も大変ありがたいのですが、事実関係に照らしたレビューができない以上は抜け落ちのリスクは常にあるものですし、むしろ形式的な部分のレビューに期待しています。
形式的で類型化できる作業こそAIの得意分野だと思いますので、役割分担を適切に行うためにも、形式的な部分は任せた!としたいのです(わがままでしょうか?)。

ただ、日進月歩の世界ですので、来年の今頃にはできるようになっており、自社での導入を目指しているかとしれませんね。