インハウスな日々

ある企業内弁護士の備忘録です

仕事の納め方 あるいは投げつけ方

2019年はあと数日ありますが、今日で仕事納めという方も多かったのではないでしょうか。
仕事、納まりましたか?

全仕事を終わらせることは無理にしても、なんとか手元にボールを残さず新年を迎えたい。
全人類共通の夢ですよね。

今更言っても仕方ないですが、どうやったらボールを返せるか、真剣に考えてみました。

1.生産性をあげる
仕事が早く終わればね、納まりますよね。
でも、そんな簡単じゃないですよね。

2.些細なことを聞く
ABCD...と論点がある中で、1つ、たった1つでいいんです。
「〇〇はどうでしょうか?ご教示ください」と聞く。
これだけで簡単にボールを渡せます。
「取引額はいくらですか?」「管轄の条項かえてもいいですか?」
ほら、簡単にボールを渡せるでしょ?

3.上司に確認したか聞く
失礼です。失礼ですが、確実にボールを渡せます。
「〇〇部長も同意見ですよね?」

似たような技として「他部署に確認したか聞く」がありますが、これは他部署への確認事項がないと使えないところがネックですね。

4.スケジュール感を確認する
この件、いつまでにお返事すればいいですか?
先方はいつまでに返事ほしいといってましたか?

最初に聞いとけよって話ですよね。
大抵の法務担当者なら最初に聞くでしょう。聞いてしまってるから使えないかって?そんなことはありません。

「いつまでにお返事すればよかったか、念の為確認させてください」

忘れちゃったふりをすれば大丈夫。

5.中身も見ずにOKする
最低です。
何の付加価値もつけられていません。
でも、でもね。仕事は進みます(前に進むとは言っていません)。


はい、大体最低の手段でしたね。
依頼者からの信頼と引き換えにボールを投げ返すことができました。
年明けの初出勤日にお叱りを受ける可能性も多々ありますが、気持ちよく新年を迎えられそうですね。

仕事が終わったわけではないことを肝に命じつつ、ボールを渡しましょう。


※この記事はジョークですよ。念の為。
仕事のストレスは仕事をすすめることでしか解消できませんから、ガンガン仕事しましょう。