インハウスな日々

ある企業内弁護士の備忘録です

年末年始の読書のすすめ

年末年始休暇。
何もやることがな〜い!という幸せな貴方のために、オススメの本をまとめました。
(法務ブックガイドに乗り遅れたからです。)

1.推理小説を読んでみたい。

倉知淳『星降り山荘の殺人』

子供の頃に怪人二十面相とかは読んでたけどそれ以来読んでいない、ベストセラーになったようなものは読んだけど…というそこのあなた。
こちらが、倉知淳の最高傑作です。氏が働かない(本を出さない)のはこの本が重版かかりまくってるから‥と言われる程度には売れた本なので、ご存じの方も多いかも。
いわゆる「犯人当て」の作品で、ちゃんと読めば犯人を当てられるようになっています。本作の探偵役、星園詩郎よりも早く犯人が特定できるか…挑戦されるのも良いのではないかと。



2.CDの時代の終わりを思い出したい。

ティーヴン ウィット『誰が音楽をタダにした? 巨大産業をぶっ潰した男たち』

90年代のCDの時代が終わり、サブスクリプションの時代が来るまでを、MP3開発者・音楽レーベル経営者・CD工場で働く若者…の視点で描くノンフィクション。
そういえばあんな時代もあったな…と懐かしくなるとともに、その時何が起きていたかを知ることは、とても面白いはず。



3.奴隷のように部下を働かせて利益を得たい!
ジェリー・トナー マルクス・シドニウス・ファルクス『奴隷のしつけ方』

いかにして奴隷の不平、不満をいなしながら、生かさず殺さず働かせるか?をテーマにローマ貴族の著者が執筆した(という設定の)本。
若くて体力があるやつを使う、成果報酬を取り入れてやる気を引き出す、あくまで奴隷は資産であるからむち打ちはやりすぎない……たぶん、現代の経営者にもピッタリな内容になっています!

今日はこのあたりで。