インハウスな日々

ある企業内弁護士の備忘録です

自分の引き出しと外部の引き出し

森博嗣がどこかで「人生には、テキストもノートも助っ人も、なんでも持ち込めます」と書いていて、なるほどそういう考え方もあるのかと思った次第。

司法試験に限った話ではないけれど、試験と名のつくものにはおよそ持ち込めるものが限られていて(司法試験では六法くらいですよね。持ち込んではいませんが。)、基本的には自分の頭の中の引き出しに情報を、入れることが必要になる。

でも、社会生活、あるいは仕事では「あ、あそこに書いてあったな」「これはあの人に聞けばわかるな」という外部の引き出しも使いたい放題なわけで、そういう外部の引き出しへのアクセスの可否も含めてその人の評価となる。

そこで、どの情報をどうとってくるか、整理するか、さらにはアウトプットするか…というところが求められるようになる。
AIだなんだは現状所詮は外部の引き出しに過ぎないわけで、外部の引き出しから取ってきた情報をどう使えるかを示せないといけないよなぁ、と。
なんだかんだ、そっちのほうが難しいような気がしてきたところで、今日のメモ終わり。