ちゃんと調べる前に(忘れがちな前処理)
社内をふらふらしてると取っ掛かりが見えないような相談を持ちかけられることもしばしば…。
そんなときの対処方法をば*1。
1.Googleに聞く
馬鹿にできない方法。
もちろん、ひっかかってくる情報のレベルは玉石混交もイイトコだが、手がかりになりそうな法令名や条文、論文がひっかかってくることもある。
2.先輩・上司に聞く
同じ会社で過去似たようなことが起きている可能性は案外高い。
先輩に聞いてみれば、過去の類似例をさらっと教えてくれるかも。
はっきり言って、文献にあたるよりも判例を調査するよりも先にやるべきなのはこの2つだと思う(そして、司法修習直後だとこれができない人が多いイメージ…)。
2.先輩に聞くを行うためには、ザックリとでも論点がわかっていたほうがいいので、そのために1.Googleに聞くを行うイメージ。
3.お役所にきいてみる*2
所管する省庁があるような案件の場合、匿名で聞いてみると、案外すっと答えを教えて貰えたりします。
聞き方にも色々コツがあると思います(一般論で回答されることを避ける必要があります。担当者様いつもすみません。)
4.必要な範囲で調べる
必要な範囲で文献、判例に当たりましょう。
なお、どの程度のリサーチをするか?実はインハウスにとって悩みどころなのではないかと思ったり。。*3
最初のうちは、どの程度時間をかけて調査するかという点も含めて上司や先輩に聞くのが良いのではないか、と思う。
必要な範囲で、とは例えば「外部の法律事務所に意見を聞くにあたって、論点を限定するために必要な範囲(事実関係の整理を含む)」というように、自らに求められているタスクをこなすために必要な範囲でという趣旨です。