インハウスな日々

ある企業内弁護士の備忘録です

森博嗣『読書の価値』(2018年、NHK新書)

2022年、4冊目。

 

なんだかんだ面白いので読んでしまう、森博嗣のエッセイ。

読むたびに思うけど、この作者は自分を客観的に観察しようとするのが凄いなと思う。自分にはできない(比べるのもおこがましい)。

あと、森博嗣は1時間に6000字書けるらしい。凄い。

https://t.co/4KfaCHyTaL

 

麻耶雄嵩『さよなら神様』(2017年、文春文庫)

2022年、2冊め。


探偵役は「神様」であり、犯人は最初の一文で示され、ワトソン役(こう言っていいのかわからないけれど)は神様を疑いながらもその裏付けを取る、連作集。

麻耶雄嵩らしいミステリの切り口。

良作です。


山舩 晃太郎『沈没船博士、海の底で歴史の謎を追う』(2021年、新潮社)

2022年1冊目。

結構面白かった。

沈没船を調査し、歴史を紐解く水中考古学者である著者の刺激的な体験記。

 

英語をまったく話せないとこらから、10年で学者(博士)になるくだり、かる~く書かれてるけど、めちゃくちゃ大変だったんだろうなと思う。

 

好きなことで生きていることが伝わる良書。

オススメです。

今年の目標

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

 

今年の目標は以下の通りです。


・本を50冊以上読む(昨年実績33冊)
・週15時間は勉強の時間を取る。特に英語の。(昨年実績○)

2021年に買った漫画

今年買ってた漫画を紹介していきます!

 

アオアシ

Jリーグクラブの下部組織で奮闘する少年の話。主人公が優秀な指導者に恵まれて類まれな才能を開花させていく。やっぱり才能×環境が大事なんやなって(そういう漫画ではありません。)

 

逃げ上手の若君

鎌倉幕府最後の得宗北条高時の遺児、北条時行が主人公。
平時には役立たない「逃げる」という才能が諏訪頼重の手によって、南北朝時代に花開く。やっぱり才能×環境が大事なんやなって……

 

映像研には手を出すな!

サークルもの。高校生三人組がアニメを作るだけでなく、商売にすることを目指す。オススメ。
才能溢れる3人が揃うとこうなるんだから、やはり才能×環境が……

 

BLUE GIANT EXPLORER

ジャズ漫画。

日本編、ヨーロッパ編に続いてのアメリカ編。
主人公のメンタリティがすごい。読んだあとは「頑張らな」と思う(思うだけ。)
才能を発揮できる環境をつかみ取っていくのも努力なんやなって。

 

テロール教授の怪しい授業

才能ものでない漫画も読んでました!カルトやマルチがいかに身近に存在するか、「誰でもハマる可能性のあるもの」かを大学のゼミを舞台に描く。

法クラを騒がせた濫用的な懲戒請求にも言及。

 

バーナード嬢曰く。

読書サークルもの?

有名作品に対して適当なことをいうあるあるもの?

うまくカテゴライズできないけど、多少でも読書好きなら楽しめるはず。

 

よつばと!

いつの間にか連載18年…その間で作中時間はたぶん半年くらいしか進んでない。

3年ぶりの新刊が出たのを今年買ってました

 

呪術廻戦

ポスト鬼滅の刃

4巻くらいしか出てないときから注目してたんだぜ、とイキったところ、まだそんな中学生みたいなこと言ってんの?といわれました。

中学生の頃から成長してない方に是非。

 

天国大魔境

それ町」の石黒正数の最新作。SF(すこし・ふしぎ)な作風を少しサイエンス・フィクションの方に舵を切った感じ。おすすめだけど、読む人を選びそう…。

 

ワールドトリガー

才能ない系主人公で本当に才能ない珍しいパターン。

でも面白いです。ミステリ的な面白さがあります。何回も読めます。未読の方は是非。

桃戸ハル編・著『5分後に意外な結末 ベスト・セレクション』(2019年、講談社文庫)

2021年、33冊目。

 

薄味の世にも奇妙な物語という感じで、個人的にはいまいち。

サクサク読めるのはよかったし、小学校高学年くらいの頃に読んでたらハマっていたかもしれない。対象の読者もそのあたりなのではないかと思う。