インハウスな日々

ある企業内弁護士の備忘録です

契約書レビューは面白いのか?

最近、インハウスの友人と二人で飲む機会があった。
期は違うものの、大学時代からの友人。二人とも司法試験に合格、修習後すぐに企業に入った。

忘年会を兼ねた会だったので、互いに近況報告、共通の友人のこと…やらなんやらをひとしきり話したところで2軒目へ。

カウンター8席だけの小さな居酒屋に入り、焼酎のお湯割りで体が暖まってきたところで、友人がこう切り出した。

「契約書レビューっておもろい?」

契約書レビュー…面白くないか?
面白くないと思ったことはなかったが、じゃあ面白いと思って取り組んでいるのかというと…酔って頭も回らず、少し考えてしまった。
そして、僕の口から出た言葉は「…おもろくない?」だった。
「おもろないなァ」
曰く、契約書は多少内容にミスが入ってても99%は特に問題にならない。後で見返されることも、まあない。それやったらコンプラ系の仕事とか、そっちのがオモロイやろ。

僕は考え込んでしまった。
おもろいのかな、契約書レビュー。

酒が回った頭でぐるぐる考える。
でも事業部門の人とリスクを減らすには…とか取れるリスクかどうか…とか考えるのは楽しいなァ…それも含めて契約書レビューというならオモロイよなぁ…。

気がついた時には家のベッドの上だった。
僕は友人に契約書レビューのおもろいところを伝えられたのだろうか。友人はそれに対してどう答えたのだろうか。